会長ご挨拶

私は東大寺に生まれ、1300年の歴史の在る中で育ちました。
東大寺の塔頭の一つで龍松院という所におります。
龍松院の前から大仏殿の後ろ側に向かって抜ける小道があります、その小道を公慶道といいます。
公慶上人は東大寺大喜院(現龍松院)に13歳で入寺した時、露座の大仏を見て大仏殿の再建を胸に、朝夕この小道を行き来したと言います。私も同じように季節の移ろいを感じながらこの道を通っております。
公慶道の両側には大きな杉や檜が植えられていますが大仏再興の時に資材調達に大変な苦労をした公慶上人が、いつか又大仏殿の修復が必要になった時にと、後世を慮り植樹したものです。歴史とはこの様に時を刻んでいます。
歴史や文化を後世に残すためには当事者の努力が必要であることはもちろんですが、国を始め、国民にもその想いがなければ歴史や文化を永く守る事はできないでしょう。
特に欧米の石の文化と違い、日本は紙と木の文化です。
一見非常にもろく危うく見えますが和紙も木も非常に強くしなやかです。
私達日本人はそのしなやかに順応する特性を見抜きうまく生活に取り入れ寄り添ってきました。その積み重ねが日本の歴史文化や伝統文化を築き素晴らしい文化財として残っています。
NPO法人歴史の駅は、それぞれの気候風土に培われた美しい風景、歴史文化を各地の個性として捉え、その地域の方々と其処を訪れる皆さまと共に守り、各地の文化行政や各団体と協力しながら、又新しい創造にむけて社会に広く発信して参ります。

筒井寛昭

tsutsui

 

 

 

理事長ご挨拶

NPO法人歴史の駅は、日本各地に在る歴史・伝統文化・民族文化等を各地域の皆様と共に大切に考え、時代や地域を超えて広く社会に提言し、伝承していく事を目的としております。
各地域の主要な歴史文化、又は歴史的建造物、伝統文化、伝統産業等を「歴史の駅」として位置づけ地域活性化に繋げ交流地点としていきます。
一方、現代社会との調和を試みながら、これらに関連する諸分野の方々の協力を仰ぎ、共に学びながら改めて長い歴史をもつ日本の魅力をみつめ直していきます。
又、歴史の事実を正しく理解する為、学校教育や文化行政に働きかけ、正しい歴史を知る事でこの素晴らしく、そして古い歴史を持つ日本の国の人としての誇りを持ち世界に羽ばたけるよう働きかけます。
日本は、春夏秋冬の豊かな季節に育まれ、世界にも稀な歴史の上に伝統文化が築かれています。この国の歴史を知る事は私達が自分を知る事に繋がります。
しかし、戦後、日本は経済市場主義的になり、歴史や気候風土に適したなかに生まれ育んできた、伝統文化と言う大切なものを置き忘れたのではないでしょうか。
アイデンティティをしっかりと持ち、誇りを持って世界と向き合って行けるよう若い方々に繋げていきたいと考えています。
最後に、この日本全国に点在する大切な歴史や文化遺産の数々を皆様と共に学び、守り、そして新たな光をあてていきたいと考えております。

理事長 高橋秀華

takahashi

 

法人概要

法人名 NPO法人 歴史の駅
会長 筒井寛昭
理事長 高橋秀華
住所 〒107-0061
東京都港区北青山1-6-1-217
TEL 080-5013-3355
FAX 050-5865-7811
Mail info@rekishinoeki.org / nporekishinoeki@gmail.com

 

NPO法人歴史の駅 沿革

平成26年11月7日~9日 歴史の駅設立準備の為奈良市・吉野町・明日香村表敬訪問
平成27年2月28日 よみがえる地方の歴史「郷土史家&地域おこし隊に聞く会」主催
平成27年4月9日 東京都よりNPO法人歴史の駅認定許可される
平成27年6月19日 馬頭琴コンサート「風にそよぐ草原の調べ」主催
平成27年7月15日 NPO法人歴史の駅ゼミナール発足
平成27年7月15日 第1回歴史の駅ゼミナール「火焔土器の謎」主催
平成27年8月4日~6日 日中青少年書画音楽交流大会協力
平成27年10月21日 第一回シンポジウム「明日香から見る中国 ~隋唐との文化交流~」
平成28年5月20日 【一部】 第二回歴史の駅ゼミナール「吉野からみる日本の歴史」
平成28年5月20日 【二部】 「火焔土器の謎」の漫画本完成記念講座
平成28年8月27日 第二回シンポジウム「後醍醐天皇とその皇子たち 吉野からみる日本の歴史」
平成29年6月3日 【予定】 第三回シンポジウム「パワースポット天河からはじまるふしぎな物語」

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