日本で封じられる「祓い」の力、多様性の時代にこそ尊重したい日本文化

私たち日本人は古くから、目に見えない「穢れ」を嫌い、清らかな心と社会の秩序を守るために「祓い」の文化を築いてきました。しかし現代では、多様性や共生の美名のもとで、その価値観が軽視されつつあります。天津罪・国津罪という神道の教えに示されるように、かつて日本人は不調和な行いを「穢れ」とし、祓いによって健全な社会を保ってきました。本記事では、神道における祓いの意味と、現代社会でそれが封じられている実態、そして日本文化が直面する危機について考察します。

神道における穢れとは

神道における穢れとは、単に物理的な汚れを意味するものではありません。死や病気、不道徳な行為、人との調和を乱す行動なども穢れとされます。天津罪(あまつつみ)、国津罪(くにつつみ)という言葉に表れているように、人として行ってはならない罪、社会の秩序を乱す行為は、すべて祓いによって清める対象となります。これによって私たちは日々の暮らしの中で心身を清め、周囲との調和を保ちながら生きてきました。

しかし近年、日本においてこの「祓い」の文化は軽視されつつあります。多様性や共生の名のもとに、周囲に迷惑をかける行為や、公共のルールを守らない行動に対して注意を促すことが「差別」や「ヘイトスピーチ」と受け取られるような風潮が広がっています。本来、祓いとは人を排除するためのものではなく、社会の中で調和を取り戻すための行為です。秩序や環境を保つために、不浄なものを清め、再び清らかな状態に戻すという先人の知恵であり、日本人の精神的支柱でもありました。

昔からある天津罪(あまつつみ)、国津罪(くにつつみ)

天津罪(あまつつみ)

天つ神(高天原の神々)に背く、国家の秩序や神意を損なう罪とされ、特に国家的・神事的な意味合いの強い穢れとされます。

罪の名称 内容の説明
異朝の客人 外国からの使者・漂流民を正式な許可なく受け入れる行為
謗謗(そしりごと) 天皇・神・国家に対しての誹謗中傷や不敬な言動
生屠(いけにえ) 生きた動物などを野蛮に殺して神に供える行為(神道に反する供物)
死屠(しと) 死体や死骸を不適切に扱う行為(正しい葬送をしない、不敬な処理)
諸々の禍事 国に災いをもたらす行為全般(反乱、呪詛、反逆など神への挑戦)

国津罪(くにつつみ)

国つ神(地上を司る神々)の秩序に反する、日常生活や社会秩序を乱す罪で、共同体における倫理や道徳に基づく穢れとされます。

罪の名称 内容の説明
婦人を犯す 婚姻外の性的関係、婦女暴行、強姦などの性的犯罪
屍を犯す 死体を冒涜する、遺体に対して不敬な行為をすること
生母を犯す 近親相姦、とくに母親との性的関係など禁忌行為
髪を抜く 他人の身体を傷つけること、とくに神聖視される髪を抜くなどの行為
脊(せ)を断つ 背骨を折るほどの暴力を加える行為、重度の傷害・殺傷に相当

これらの罪は、単なる法律違反ではなく、神々の秩序や清浄な空間を侵す穢れとされてきました。現代の倫理観とも通じる部分がある一方で、日本人がいかに精神的・霊的な清らかさを重視してきたかが伺える内容です。神話としてこのようなことが延喜式などで記されていますが、現代でも日本人としては自然とこのようなことはよくないこと、みっともないことだと感じるものです。しかし、今日本では多様性という批判されにくい思想の下で、同じような価値観を持ち合わせないような人たちを積極的に受け入れ、このような倫理観を失わせるような状況が進んでいます。

郷に入っては郷に従えの通用しない人々

日本人は「郷に入っては郷に従え」という価値観のもと、異なる文化や価値観も受け入れる柔軟さを持ち合わせてきました。ですが、それは互いの秩序や尊厳を守り合うという前提の上に成り立つものです。他人に迷惑をかけるような自己中心的な行動が見過ごされ、注意すらできない社会になってしまえば、日本人が大切にしてきた高い民度や秩序は失われていきます。

祓いや清めの文化は、私たち自身を守る術でもありました。不浄に飲み込まれれば、自らもその一部となってしまう。その危機感をもって、先人たちは祓いの儀式を行い、日々の暮らしの中で「慎み」や「つつしみ」を大切にしてきたのです。

現代の日本社会において、この祓いの力は抑え込まれ、あたかも過去の迷信のように扱われがちです。しかし今こそ、多様な価値観が混在する時代だからこそ、日本古来の「穢れを祓い、清らかさを保つ」という精神文化を見直す必要があるのではないでしょうか。祓いの力は、他者を排除するためではなく、共に清らかな空間を築くための知恵です。

お祓いをする日本では神聖な神社の境内でさえ、海外の人が面白おかしく自転車を乗り回したり、鳥居によじ登ったり、落書きをしたりしてしまうような状況です。日本人としての心が薄れてきた日本の人々だとしても、人生の節目節目で神社にお参りをしてお祈りをすることは続いており、神社という自分たちにとってのよりどころであり、お祓いをお守りの祈願をする場所の中で穢れを働くような人々には内心では相当怒りがこみ上げているはずです。

日本文化を無視して多様性を推進する政治

近年の政治的動向では、「多様性」や「共生社会」の名のもとに、日本固有の文化や価値観が軽視される場面が増えています。たとえば、一部自治体では神社の儀式や伝統行事を「特定の宗教に偏っている」として学校行事から排除する動きが見られます。また、公共施設での注意喚起やマナー啓発が「外国人差別だ」と問題視され、日本人の生活文化が後回しにされることもあります。

多様性の時代の問題点 対義語は画一性、反対は差別ではない

こうした風潮は、日本人が長年大切にしてきた「穢れを祓い、清らかさを保つ」という精神を抑圧し、結果として秩序の崩壊や民度の低下につながりかねません。多様性を尊重するならば、まずは日本の文化と価値観を正しく理解し、共に生きる姿勢が求められます。現状では、多様性や共生から得られる目先の利益ばかりを追う姿勢が目立ちます。国の中枢に日本の心や価値観を失わせるような政治や組織が入り込み、日本の文化的な国家存亡の危機に直面しているとも考えられます。

私たちは、自らの価値観を守ることと、他者を尊重することは矛盾しないということを、神話の時代から学んできました。神々が国を治め、民を導いたように、現代に生きる私たちもまた、祓いの精神をもって秩序ある社会を取り戻すことが求められているのかもしれません。神道的な考えからすると、日本の祈りや祓いという力をどうやって失わせていくのかを考えて、内側から破壊されているような印象を受けます。

日本は海に囲まれた島国で、今までは陸続きの国ほどは共存していけないような文化や言動を行う人たちが大量に入ってくるということはありませんでした。しかし、近年はあえて異なる価値観や思想を持った人々が入ってくることを促進している状況にあり、よそから来たマイノリティを尊重するように日本国民に呼びかけ、日本国民たちが持つ違和感や反感に対しては、「差別主義だ」「多様性を受け入れない」などとあたかも日本人側が悪いことをしているかのように国ぐるみで抑圧してくるような状態です。日本の文化を失わせて、さらに日本国民に罪悪感を与え、自信を喪失させるようなことが勧められています。明らかに危険な兆候です。日本人が日本らしい考え方を持つことは全くおかしいことではありません。けがらわしいことを穢れだと思うことも、ごく自然のことです。風紀を乱す人がいれば注意したり話し合おうとすることも当たり前のことです。このようなことに対して、日本人側にだけ我慢しろという状況は本当に危険ですので、一人一人改めて考え、自分たちを守るために政治や法律などに警戒をしていきましょう。

 

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