干支とは?十二支の順番と動物の意味一覧 なぜ猫がいない?還暦との関係もわかりやすく解説

干支とは?十二支の順番と動物の意味一覧 なぜ猫がいない?還暦との関係もわかりやすく解説

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祓え給い、清め給え

年賀状に描かれる動物、「今年は何年(なにどし)?」という会話、還暦のお祝い──。

干支(えと)は、今も日本の暮らしに深く根付いています。しかし「干支=12匹の動物」と思っている方は多いのではないでしょうか。実は、本来の干支は60種類あります。

この記事では、干支の本当の意味(十干十二支)、十二支の順番と動物の意味、なぜ猫がいないのか、還暦が60歳である理由、そして干支が日本の歴史に与えた意外な影響まで、わかりやすく解説します。

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干支とは?本当は「十干」と「十二支」の組み合わせ

干支とは、正確には「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせた60通りの暦の数え方です。古代中国で生まれ、日本には6世紀頃までに伝わりました。

  • 十干……甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種。陰陽五行説と結びつき「木火土金水」×「兄(え)・弟(と)」に分かれる
  • 十二支……子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種。もとは年月や方角を数える記号

「えと」という読みは、十干の「兄(え)」と「弟(と)」に由来します。つまり本来の「えと」は十干のほうを指す言葉で、「今年の干支は寅」という現代の使い方は、正確には「今年の十二支は寅」ということになります。十干と十二支の組み合わせは60年で一巡し、これが「還暦(かんれき・暦が還る)」の由来です。

60歳のお祝いは「生まれた年の干支に還る」おめでたい節目なのです。

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十二支の順番と動物の意味一覧

順番十二支動物込められた意味・イメージ
1子(ね)子孫繁栄・財の蓄え
2丑(うし)粘り強さ・誠実
3寅(とら)勇気・決断力
4卯(う)飛躍・安全
5辰(たつ)権力・隆盛。十二支唯一の神獣
6巳(み)再生・金運
7午(うま)健康・豊作
8未(ひつじ)家族安泰・平和
9申(さる)賢さ・器用さ
10酉(とり)商売繁盛(とりこむ)
11戌(いぬ)忠義・安産
12亥(い)無病息災・猪突猛進の勇気

大切なのは、動物の意味は後付けだということです。十二支はもともと植物の成長サイクル(種が芽吹き、育ち、実る流れ)を表す抽象的な記号で、庶民が覚えやすいように身近な動物が割り当てられました。動物の物語は、暦を民衆に広めるための優れた「教材」だったのです。

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なぜ猫がいない?十二支の昔話

「なぜ十二支に猫がいないのか」──日本中で語り継がれてきた昔話があります。

神様が「元日の朝、挨拶に来た順に十二支の動物にする」とお触れを出したとき、ネズミは猫に「集合は1月2日だよ」と嘘を教えました。猫は一日遅れで到着して十二支に入れず、以来ネズミを恨んで追いかけ回すようになった、というお話です。ちなみにネズミ自身は、牛の背中に乗って移動し、ゴール直前に飛び降りて一番乗りを果たしました。

実際のところは、十二支が成立した古代中国では猫(家猫)がまだ一般的な存在ではなかったため、選ばれなかったと考えられています。なお、ベトナムの十二支では卯(兎)の代わりに猫が入っており、国によって動物が入れ替わるのも十二支の面白いところです。

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干支が動かした日本の歴史

干支は単なる年の数え方ではなく、日本の歴史そのものに影響を与えてきました。

  • 壬申の乱(672年)……壬申(みずのえさる)の年に起きた古代最大の内乱。歴史上の事件は干支で命名されるものが多い(戊辰戦争、辛亥革命など)
  • 庚午年籍(670年)……庚午(かのえうま)の年に作られた日本初の全国的戸籍
  • 丙午(ひのえうま)の迷信……「丙午年生まれの女性は気性が激しい」という江戸期の迷信により、1966年の出生数は前年より約46万人も減少。60年ぶりの丙午にあたる2026年(今年)は、この迷信が乗り越えられるかが注目されています
  • 方角・時刻……子の刻(深夜0時頃)、丑三つ時、鬼門(丑寅=北東)など、時間と方位も十二支で表された

鬼が牛の角と虎の皮のパンツを身につけているのは、鬼門が丑と寅の方角だから──節分の鬼のイメージも、実は干支から生まれています。

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年男・年女と、これからの十二支早見

自分の生まれ年と同じ十二支の年を迎えた人を「年男(としおとこ)・年女(としおんな)」と呼びます。その年の干支の力を授かる縁起の良い存在とされ、節分の豆まきや神社の行事で主役を務める風習があります。これからの十二支は次のとおりです。

十二支干支(十干+十二支)
2026年午(うま)丙午(ひのえうま)
2027年未(ひつじ)丁未(ひのとひつじ)
2028年申(さる)戊申(つちのえさる)
2029年酉(とり)己酉(つちのととり)
2030年戌(いぬ)庚戌(かのえいぬ)
2031年亥(い)辛亥(かのとい)

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筆者の考察、干支は「時間に物語を与える」知恵

数字で年を数えれば、2025年も2026年もただの連番です。

しかし「巳年」「午年」と呼んだ瞬間、その年は蛇の再生力や馬の躍動という物語をまとった特別な一年になります。年賀状に動物を描き、「年男・年女」を祝い、還暦に赤いちゃんちゃんこを着る──干支は、のっぺらぼうな時間の流れに節目と意味を与える、東アジアの偉大な発明だと筆者は考えています。

そして十二支の動物たちが、神社の狛犬ならぬ狛鼠(大豊神社)や狛兎(岡崎神社)として境内に鎮座しているように、干支は神道の信仰とも自然に溶け合ってきました。

自分の生まれ年の十二支を祀る神社を「守り本尊」として参拝する習慣もあります。年の初めに自分の干支の意味を調べてみると、その一年の過ごし方のヒントが見つかるかもしれません。

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まとめ

干支とは、本来は十干と十二支を組み合わせた60通りの暦法で、60年で一巡することが還暦の由来です。十二支の動物は暦を広めるための後付けで、猫がいないのは成立当時の中国に家猫が一般的でなかったため。壬申の乱や戊辰戦争など歴史の命名、鬼門や丑三つ時などの時刻・方位、丙午の出生数減少まで、干支は日本の歴史と暮らしを深く動かしてきました。

ただの動物占いではなく、時間に物語を与える千年の知恵。来年の干支を確認するとき、その背景にある壮大な暦の世界を思い出してみてください。

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祓え給い、清め給え

「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」の語源・歴史・実践法をさらに深く知りたい方へ。

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「祓え」「清め」「神ながら」「幸え」それぞれの語根が持つ本当の意味、なぜ効果があるのか、深く唱えるための具体的な実践法まで書きました。

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