おみくじの順位(順番)一覧 大吉から凶まで・待ち人の意味・結ぶか持ち帰るか・凶が出たときの対処

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初詣やお参りの楽しみといえばおみくじ。でも、「小吉と末吉はどっちが上?」「凶が出たらどうすればいい?」「結んで帰る?持ち帰る?」と、意外と知らないことだらけではないでしょうか。
この記事では、おみくじの起源、大吉から凶までの順位(順番)、待ち人・失物などの用語の意味、凶が出たときの対処、結ぶ・持ち帰るの作法まで、神道の観点からわかりやすく解説します。
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おみくじとは?起源は「神様の意思を聞く」神事
おみくじの起源は、古代の「くじ引きで神様の意思をうかがう」神事にさかのぼります。日本では古くから、重要な決めごとの際にくじを引いて神意を問うてきました。鎌倉時代には将軍の後継者をくじで決めた例(くじ引き将軍・足利義教)まであるほど、くじは神聖な決定手段だったのです。
現在のような個人の吉凶を占うおみくじの原型は、平安時代の天台宗の高僧・元三大師良源(がんざんだいしりょうげん)が始めたと伝わる「元三大師百籤(ひゃくせん)」とされます。江戸時代に庶民へ広まり、神社でも寺でも引ける現在の形になりました。つまりおみくじは、単なる運試しではなく、神仏からのメッセージをいただく行為なのです。
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おみくじの順位(順番)、大吉から凶まで
おみくじの吉凶の順位は、実は全国統一の決まりがありません。一般的な7段階と、より細かい12段階の例を挙げます。
| 形式 | 順位(良い→悪い) |
|---|---|
| 7段階(一般的) | 大吉 → 吉 → 中吉 → 小吉 → 末吉 → 凶 → 大凶 |
| 12段階(細かい神社) | 大吉 → 中吉 → 小吉 → 吉 → 半吉 → 末吉 → 末小吉 → 凶 → 小凶 → 半凶 → 末凶 → 大凶 |
注意したいのは「吉」の位置で、7段階では2番目、12段階では4番目と、神社によって扱いが変わります。「末吉」の「末」は「末広がり」ではなく「これから先」の意味で、「今は小さいが後に吉に向かう」という含みがあります。順位に迷ったら、その神社の授与所で聞いてみるのが確実です。
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待ち人・失物・生業、おみくじ用語の意味
おみくじには吉凶のほかに、項目別の運勢が書かれています。読み方を間違えやすい用語をまとめました。
| 用語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 待ち人 | まちびと | 人生の転機をもたらす人。恋人に限らず、恩人や仕事の縁も含む |
| 失物 | うせもの | なくした物。「出づ」なら見つかる |
| 生業 | なりわい | 仕事・商売の運勢 |
| 方角 | ほうがく | 吉となる方位 |
| 普請 | ふしん | 家の新築・改築 |
| 争事 | あらそいごと | もめごと・裁判・勝負ごと |
実は、おみくじで一番大切なのは吉凶の二文字ではなく、和歌や漢詩、そして各項目に書かれた言葉だと言われます。大吉でも「油断すれば転ぶ」と戒められ、凶でも「今を耐えれば運が開ける」と励まされる。吉凶は「今の運気の天気予報」であり、本文は「神様からの行動アドバイス」なのです。
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凶が出たらどうする?
凶を引いてしまっても、落ち込む必要はありません。凶は「これから運が上がるだけ」という底の状態を示すとも解釈され、あえて凶を「陰の極み、ここから陽に転じる」と前向きに捉える伝統もあります。対処としては次のような習わしがあります。
一般的にはこのように言われてはいますが、神社側としてはおみくじをいたるところに巻きつけて行ってしまったり、置いて行っては困る場所に置いて行ってしまったり、お宮や境内の施設に勝手に挟んだり差し込んだりして、問題になっている場合もあります。おみくじはどのように扱うかについてはそれぞれの神社に確認した方が良いかと思います。
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結ぶ?持ち帰る?──おみくじの後の作法
「おみくじは結んで帰るもの」と思われがちですが、実は持ち帰っても全く問題ありません。むしろ神社本庁も、おみくじは神様からのメッセージとして持ち帰り、折に触れて読み返すことを勧めています。財布や手帳に入れておき、次のお参りの際に古いおみくじを納める、というのが丁寧な付き合い方です。
境内に結ぶ習わしは、「神様とご縁を結ぶ」という言葉にかけたもの。結ぶ場合は、木の枝を傷めないよう、神社が用意した「みくじ掛け」に結びましょう。

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おみくじは何回引いてもいい?種類もいろいろ
「おみくじは年に一回」という決まりはありません。初詣、厄払い、人生の節目など、神様に問いかけたいときに引いてよいものです。ただし、同じ日に結果が気に入らないからと引き直すのは避けましょう。
近年は種類も豊かになりました。恋愛に特化した「恋みくじ」、水に浸すと文字が浮かぶ「水占(みずうら)みくじ」(貴船神社が有名)、鳩や鯛などの縁起物の中におみくじが入った授与品スタイルなど、神社ごとの個性が楽しめます。形は変わっても、「神様の言葉をいただく」という本質は同じです。
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筆者の考察──おみくじは「神様との文通」
おみくじを単なる運試しと考えると、大吉なら喜び、凶ならがっかりして終わりです。しかし、おみくじの本来の姿は「神意をうかがう」神事であり、言葉を通じて神様からのメッセージを受け取る、いわば神様との文通です。
面白いもので、同じ「待ち人来たらず」という言葉でも、読む人の状況によって響き方はまったく違います。おみくじの言葉は、自分の今の心を映す鏡でもあるのです。言葉に力が宿るとする言霊の国らしい、じつに日本的な占いだと筆者は思います。次におみくじを引いたら、吉凶の二文字より、そこに書かれた言葉をじっくり読んでみてください。きっと今の自分に必要なひとことが見つかるはずです。
文通という意味で言うと、初めて訪れた神社でおみくじを引くというのも良いかと思いますが、慣れ親しんでいる氏神様のところでしっかりと挨拶参りをしてからおみくじを引くというのも良いことだと思います。
近年は神社の運営も大変になっており、特に地元の小さな神社などではなかなか収入源がなく厳しい状況が続いているという話もあります。日本人の心を伝えてくれている地域の神社に足を運び、お賽銭だけでなくおみくじを通じてお供えをしていくというのも大切なことかと思います。
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まとめ
おみくじは、くじで神意をうかがう古代の神事に起源を持ち、元三大師の百籤を原型として庶民に広まりました。順位は一般に大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶ですが神社により異なります。大切なのは吉凶より本文の言葉。凶が出ても引き直さず、結んで神様に預けるか、戒めとして持ち帰りましょう。持ち帰ったおみくじは、次のお参りで納めれば大丈夫です。
おみくじは年に何度引いても構いません。人生の節目節目に、神様との文通を楽しんでみてください。




